発売日:2021/04/28
開発元:Frogwares
発売元:Frogwares
ジャンル:アクションアドベンチャー
インストール容量:27 GB
公式サイト:公式サイト
攻略サイト:The Sinking City 攻略
「オークモントの問題を解決せよ!」
Frogwares が開発したクトゥルフ神話を題材としたアクションアドベンチャーゲーム。
『シンキング・シティ』は、ホラーの巨匠H・P・ラヴクラフトの作品群にインスパイアされたオープンワールドを舞台にした、アドベンチャー&捜査ゲームです。半ば沈んだ都市オークモントを襲う超自然的な力。チャールズ・リードは私立探偵として、都市を覆っているものの正体と、住人たちの心の中の真実を突き止めなければなりません。
– H・P・ラヴクラフトの世界にインスパイアされた重苦しい雰囲気とストーリー。
– 徒歩で、船で、あるいはダイビングスーツで探検できる広大なオープンワールド。
– オープンな捜査システムにより、何度でもプレイが楽しめます。それぞれの事件の解決方法はいくつもあり、行動によってエンディングが変化します。
– 悪夢のような怪物を倒すための、1920年代のさまざまな武器。
– 狂気の奥に隠された真実を解き明かすため、正気を保ちましょう。( Xbox.com より)
架空の都市「オークモント」の退廃的な様子とクトゥルフ神話の陰鬱とした雰囲気が見事に表現されていました。グラフィックもきれいで登場人物の肌や濡れた質感など素晴らしいです。カットシーンはややピンボケしたような画質でちょっと残念。
主人公のチャールズ・リードは ”普通の人なら見落とすものが見える” 特殊能力を持った私立探偵。事件現場に残る残留思念を視覚化することでより具体的に状況を把握することができます。この特殊能力がないとゲームを進めることができないくらい重要なものであり、しかし一辺倒にならないバランスが素晴らしかった。
本作は次に進むべき目標が漠然としており、主に新聞社、警察署、市役所の資料室で検索することで具体的な場所を見つけることになります。しかしピンポイントでこことは確定できず「◯◯通りと▲▲街道の交差点の角」というところまでしか判明しませんが、そこまで行って探すのも楽しかった。中にはずっと探してやっと見つけられるものもありましたが。
リードが訪れる場所には異型のモンスターが出現します。基本的に人間が変異したような姿形をしているので非常に気持ち悪い。また、クチャとかブチョという音も気持ち悪かった。
オートセーブが頻繁に入る本作ですが、やはり自分の好きなときに手動セーブできるのは助かります。再開すると直近のファストトラベルポイントからになり、場合によってはかなり離れてしまっていることもありましたが、それでも好きなタイミングでゲームを止められるので良かったです。
クトゥルフ神話系ということで、なかなかすんなりと理解できない内容ではありましたが、日本語ローカライズがあったお陰でなんとかストーリーについていくことができました。
結構広いオークモント。ファストトラベルポイントが各エリアに2,3箇所あって移動がラクでした。ロードも早いので快適。ただ、少し見つけにくかったですね。
クトゥルフ TRPG では重要な SAN 値が本作では正気度ゲージとして搭載されてあり、遺体の近くにいたり、敵と戦っているとゲージが減っていき、少しずつ画面が歪み、幻覚に襲われ、最終的には画面が真っ暗になります。正気度を画面内で表現するにはこのような方式が良かったのかもしれませんが、実際にプレイすると画面が少し歪むだけでも非常にやりにくかったので、何か他の表現方法があれば良かったかなと思いました。
本作では銃器が5種類ほどあるのですが、基本的に弾薬が貴重であまり手に入りません。そして、消費した弾薬は素材を使ってクラフトしなければならず、結果的には弾薬を温存するために近接武器がメインになってしまいました。せっかく武器が5種類ほどあり、また Deluxe Edition はトミーガンも同梱されているのに撃ち放題になれなかったのが非常に窮屈でした。TPS としても一定の基準を満たしていると思われただけに残念でした。もっと銃を使いたかったという欲求が最後まで満たされることはありませんでした。
多いし、長い。また現在のリードの状況(保持武器、訪問済みのエリアなど)を無視した内容になっていたので受諾したはいいけれど、高難易度でクリアできないと感じるものもあって。終盤にまとめてクリアすればいいと開発は考えているのかもしれませんが、受諾したらすぐにクリアしたいプレイヤーもいるので、そこはもう少し考えてほしかったですね。
また、サイドクエストによっては同じような内容のものが多く、それならばサイドクエストの数自体をもう少し減らしても良かったのではないかと思います。
プレイした感想は、管理人の プレイ日記 を御覧ください。
項目数28、スコア1,000G。すべてオフラインで解除できます。 本作の気になる実績は こちら をご覧ください(拙サイトへ)。
実績はストーリー系、サイドクエスト系、時限実績系、相反する実績系に大別されます。
約半分、11個の時限実績があり、また同じシチュエーションで相反する実績が6個ありますが、手動セーブデータを都度ロードしながら解除していけば1周でコンプ可能です。
解除難易度が高いものはなく、時間がかかりますが実績コンプ難易度は低いです。
H・P・ラヴクラフトのクトゥルフ神話を題材とした陰鬱、且つ、重苦しい雰囲気のアクションアドベンチャーゲーム。主人公のチャールズ・リードは突然みえるようになった幻覚に苦しみながら、その解決につながるであろうオークモントを訪れます。そこで幻覚とオークモントが抱える問題の原因が同じことを知り、その解決に奔走します。
基本的にはメインクエストを追うだけのゲームですが、道中でたくさんのサイドクエストも受諾し、マルチタスク状態でプレイすることになります。特殊能力である「心の眼」を発動して事件現場で何があったかを理解し、入手した手がかりを組み合わせて状況を整理して事件を解決に導きます。
事件を解決したり、敵を倒すことで得る経験値が貯まると知識ポイントに変換され、それを使ってスキルをアンロックしていきます。スキルは3つのカテゴリに分かれていて、リードの HP が増えたり、銃器の弾倉数が増えたり、攻撃力が増したり、クラフトに使う素材を持てる数が増えたりと様々あります。個人的にはスキルをアンロックしても目に見えて強くなったことを感じたことはなく、そこが少し残念ではありました。
銃器は5種類ほどありましたが、潤沢な弾薬があるわけもないので、どうしても戦闘は近接武器に頼りがちでした。弾薬は基本的に素材をクラフトして作成する都合上、温存する傾向にあったため、管理人はあまり銃器を使いませんでした(使えませんでした)。
実績は28個と少なめ。しかしながら、ゲーム性を考えると短時間で実績コンプできるようなものではなく、それなりに時間がかかります。また、17個は時限実績と相反する実績であり、解除タイミングがわからないまま進めてしまうと2周目確定となってしまいます。手動セーブと残っているオートセーブデータがあれば1周で実績コンプできます。
雰囲気の似たゲームに Call of Cthulhu があります。クトゥルフ神話を題材にしたゲームですので、どうしても比較されやすいと思いますが、個人的には同じ題材、且つ、同じ重苦しい雰囲気のゲームであれば本作のほうが楽しめました。ストーリーはどちらも意味不明なところも多いですが、単純にゲームプレイが本作のほうが洗練されていたように思います。
度々セールされる本作です。通常版よりも Deluxe Edition のほうが安くなる傾向にありますので、気になっている方はセール時に確保することをオススメします。
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